うちのにっきちょう

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ようこそわーい(嬉しい顔)
・・・
あなたにとって、なにか閃く処があれば幸いです

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2018年11月22日

小説 FYYの話し1

 誰か私の日記帳を知りませんか。これ位の大きさです。

栞の紐に鉛筆が付いてるヤツです。
これからFYYの話をしますので、よろしくね。

「ガン、ガトン、ガン、ガン、ドンガラ、ドンガラ、ドン、ドン、
トン、トン、グン、グゥン、グゥーン、ザッザッ、ザザー、
グウォーン、ンンー・・・」。ぷい〜っ。
 
 猛暑も、9月に入ってから少しは落着くと思ったが、
20日は彼岸の入りと言うのに30度越の暑さ。

先日、網戸に2cm程のバッタがくっ着いていた。これは内側だ。
どうやって入り込んだのだろうと思う迄も無い。

網戸は桟(さん)の辺りが擦り切れて用を成していないのだ。
しかし最近はこれでも蚊虫の類いは、あまり入って来ない。

くっ着いて居るのをバッタと呼んで良いのかと思ったりするのは、
見ると触角がやたら長くて、コセコセしておらず、物怖じしない処だ。

羽根は比較的小さく、顔は逆三角だが差程とんがっていない。
頭と背は枯れ朽ちて葉脈だけが残ったススキの様で、
其れ以外は透き通る様な若草色だ。
・・バッタだな。

網戸は食卓に向かう椅子の後ろに在る。
腰掛けると背もたれが触れそうな南側の窓際。

風の強い日などは、提げたカーテンが膨らみ背中を押して鬱陶(うっとう)しく、
なのに此れを改善しようともしないで居て、否、そんな時は紐で縛れば良いのだ。
この場所に座り馴染んでいる。

例年は陽が差し込んても、直ぐ側に置いてある扇風機を使えば、十分心地よかった。

なのに今年ばかりはスイッチを入れると風が生暖かく、
暑さが尋常では無いと思える。

それでも、ここに座っている。



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カテゴリー:FYY1〜10
エントリー:小説 FYYの話し1
2018年11月23日

たたずまい FYYの話し2

 網戸にくっ着いて居るのは、佇(たたず)まいと言う。
或いはスイッチョと云うそうだ。ウマオイとも言う。

カーテンを手繰った肩越しに様子を窺(うかが)えば、
直ぐ30cm程の所にくっ着いて居る。

そよ風が吹いて来て、涼んでいる様にも見える佇(たたず)まいは、
以前に対面したコオロギとは異なる気がする。

あのコオロギは跳ねるにしろ、歩くにしろ、
その所作に何か、かかわりを避ける、捨て台詞(せりふ)など
残して去り行く様な雰囲気が、思い浮かんだものだ。

所作ではなく佇まいを感じるスイッチョ。
 
ところで今年の林檎は安価な物でも甘いのかと思うのは、
これまで余り甘い物を口にした事がなく、
特価品ばかりに飛びついていたからなのかも知れないが、此れは
甘かった。

肩越しの佇まいは、普段、何を食して居るのか知らないが、
頬張った林檎から素抜いた爪楊子で、剥いた皮の切れ端を
顔の前に近付けてやった。

唐突な状況にムッとしたのか、顎(あご)を引く様に若干後退すると、飛び跳ねた。

しかし、去るつもりは無いらしく、距離を計って留まると、
網越しの南風は誰の物でもあるまいと言いたげに吹かれている。

気が向けば喰うかと思い、皮は楊子に刺したまま、
網へ引っ掛けて食卓を後にした。

簡単な野暮用など済ませると、再び食卓の同じ椅子へ戻るのだが、
夏は暑く冬も決して暖かくはない場所で、しかし
気付けば廻りには日頃必要な雑貨類が略そろっている。

新聞でも開き三面辺りに目を通していると、
風が紙面を軽く煽(あお)った。

振り向くと林檎の皮が陰干し状態に成っていた。喰わない様だ。

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カテゴリー:FYY1〜10
エントリー:たたずまい FYYの話し2
2018年11月25日

ひざし FYYの話し3★

網の破れ箇所から出て行ったかな?。
と思いきや、戸の上角の溝に、手足を畳み込む様にして入り込み、
長い触角を身体に束ね添わす形で長く成っている。

明らかに動く気がなく、今宵に備えてご就寝の様だ。
こんな日は、どうってことの無い日だ。

ぷい〜っ。・・・携帯は切っておこう。

幼少の頃、近所に大きな霊園が在って、夏休みとも成れば出かけては、
蝉取りにタモを振り廻して居たことを思い出す。

なかなか掴まらず、昆虫は逃げるものなのだとは考えていたが、
闇雲に振り廻している癖に、段々、腹が立って来た。

どうも、この辺りの蝉は、
こちらの力量を見抜いて居て、鳥やカエル、蛇等と同一視しており、
要領巧みな年長者達と峻別する本能を備えているに、
違いないと思えてならなかった。

その内、段々、情けなくなって、疎外感にふて腐れていると、
見兼ねた年長者は籠の五匹程から、
弱りきったような一匹をこちらの籠へ移してくれた。

霊園は、車両が入り込める程の通路が鋪装されており、
これに沿った所々に欅(けやき)などが植えられている。

普段は誰も通らない路に、夏の日射しはジリジリと高くなって
木陰を作り、堪らず逃げ込んで腰を降ろした。

すると視線の先には、炎天下のコンクリートにハンミョウが居た。
触れると火傷しそうな地表を気忙しく這い回るので、
どんな事情が在るのかと思うのだが、

それにしても、こんな所に居ては焼死してしまうのではないかと、
追い払ってやる。

ところが、視線を更に向ければ、
逃げ水の先々に同様の呈を成して、灼熱のコンクリートに慌てふためいている数々。

「これは、いけない」。



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日焼け防止用のスポーツキャップ


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カテゴリー:FYY1〜10
エントリー:ひざし FYYの話し3★

” うちのにっきちょう ”へご訪問下さりありがとうございますわーい(嬉しい顔)
本文でも触れてます様に体調不良ですが何とか
ガンバッテますぅ。よろしくっ 喫茶店 うち

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